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紙芝居

Amazon.co.jp  題 名 あたまにかきの木
 脚本・画 藤田 勝治
 発 行 童心社 / 1999年10月
 サイズ 26.5 x 38cm・12場面

 主人公で登場する若い男は、「今」話題の「ニート」です。

 でも、その男の頭には、ちょこんと、ちょんまげがのっていますから、「今」ではなく、だいぶ昔の話です。

 そして「ニート」とは、イギリスで生まれた言葉です。
 意味は、学校を卒業しているのに仕事に就かず、職業訓練をすることも就職活動もしていない人のことです。
 近年、フリーターと共にニートも年々増加しており、社会問題になっています。

 だからと言って、問題解決の糸口を見つけようなどと思って、眉間にシワを寄せて、両肩に力を入れて、こぶしを握りしめて、紙芝居に見入る必要はありません。

 どうせ、そんなふうに身構えていたとしても、画面が次々と引き抜かれていくにつれて、体から力が抜けて大笑いしてしまうはずだからです。

 なんてったって主人公の頭のてっぺんから、柿の木がはえてくるのですから!

 「なんで!?」って思いますよね。
 そして、「頭に柿の木がはえた後は、どうなるの?」って思いますよね。

 内容は、紙芝居を見て楽しんでくださいね……

 ただ最後は、「ほんに はたらくのは きもちの いいもんだ。おら しあわせだなあ」という男のセリフで、紙芝居は終わるのです。

 いいですね〜

 でも、これで終わりではありません。
 この後、私たちは、「どうすれば、こんな気持ちになれるのだろうか?」ということを考えることになります。

 だって私たちの頭には、柿の木ははえてきませんもんね。

 

題名:あたまにかきの木

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