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0歳児健診当日は、保護者と赤ちゃんが、すべての健診を終了して落ち着いたところで、図書館員やボランティアの人たちが、保護者の方にブックスタート・パックを手渡してメッセージを伝えるというパターンが多いようです。
また、その場にいる人たちが、リラックスをするためにも、畳やカーペットの引かれたフロアの上で、赤ちゃんに読み聞かせをしたりしながら話をするのは効果的なようです。
保護者の方と赤ちゃんに手渡されるブックスタート・パックは、すべてのものが必ずなければならないものではありません。
上記の「ブックスタート・パック」は、あくまでもブックスタート支援センターが制作した基本パックです。
地域によっては、必ずしも十分な予算が取れない場合もありますし、地域のアイディアによって必要のないものも出てくるかもしれません。
過去の事例でも、予算の都合などで絵本を1冊だけにしたという地域もあるようです。
ブックスタートは、きっかけ作りです。
保護者の方に、一番大切なメッセージが伝わったならば、パックに入れられた絵本のリストを利用して、図書館に足を運んだり、絵本を買い求めたりするようになるはずです。
すでにブックスタートを実施している地域の関係者によると、ブックスタートによって思わぬ効果も出てきているようです。
従来は健診会場で、保護者の方たちが、お互いに話をすることは、あまりなかったようです。それが、ブックスタートの話題がきっかけとなって話がはずむことも多くなって、健診会場が、やわらかな雰囲気になったということです。
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